検査のはなし

血液検査で、血糖が異常値だった。中性脂肪が高かった。こんな時、すぐにでも病気になってしまうのではと過剰に心配する方もいれば、まったく楽観する方もいます。血液検査を上手に利用するためには、どんな心構えが必要でしょうか。

 

 

 検査結果を判定する尺度の一つに「基準範囲」があります。基準値や正常値とも呼ばれます。これは健常な人の大部分、一般に95%が入る検査値の範囲です。逆に言えば、健常者でも20人に1人は基準範囲から外れることになります。

 

 

 特定健診(メタボ健診)の判定値も、健常者と異常者を明確に分けるものではなく、両者が判定値の両側に重なり合って分布します。血中成分の値には個人差があり、判定値から少し外れたとしても、過剰に心配する必要はありません。ただ、再検査や精密検査を指示されたら、面倒がらずにきちんと受けることが大切です。

 

 

 また、受診時の注意事項を守ることも大切です。たとえば、血糖中性脂肪は、食事によって血中の値が高くなります。検査値の変動を避けるため、受診前の食事や運動を控えるなどの注意が必要です。

 

 同じ条件で定期的に検査を受けることによって、体の異常などの情報をいち早くキャッチできるのです。


2009 年 5 月 31 日 by admin


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